果樹根機能と制御技術の解明(113)

課題名 果樹根機能と制御技術の解明(113)
課題番号 106
研究機関名 果樹試験場
研究分担 栽培・根圏機能研
研究期間 完9~15(12)
年度 2000
摘要 果樹根系の機能解明には、根器官の機能分化、地上部と地下部の相互作用、根圏環境要因の解析が必要とされる。このため、画像解析法を利用した果樹根系調査法を開発するとともに、TDR土壌水分計による根圏水分環境測定法の開発を実施した。果樹根系解析のための画像解析処理条件を明らかにし、根域制限栽培果樹の根系パラメーターを計測したところ、3年生ブドウで根長は1.6-2.3kmの範囲にあり、11年生ウンシュウミカン樹の根長は5.5kmであった。露地栽培樹5年生ブドウ樹で887m、13年生温州ミカン樹で8.16km、11年生ウメ樹で814mであった。TDR土壌水分計は、果樹園でプローブを繰り返して土壌に挿入することにより、短時間に多数の測定が可能であり、圃場の土壌水分推移や不均一性の測定に適していることが示された。成果の一部は学会等に発表した。今後は画像解析法を用いて、根系分布の土壌間差異等の検討を行う。
カテゴリ うめ 温州みかん ぶどう

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