北陸地域における太陽光発電利用方式の開発(36)

課題名 北陸地域における太陽光発電利用方式の開発(36)
課題番号 30
研究機関名 北陸農業試験場
研究分担 水田利用・気象資源研
研究期間 完11~12
年度 2000
摘要 自然エネルギーのなかで太陽光発電は普及が期待されているが、積雪地域の場合冬季には太陽電池パネルに着雪して、発電が阻害されることが普及の障害となっている。そこで設置角度を鉛直や前傾にして着雪を避け、直達光・散乱光による電力の減少分を雪面反射光によって補う設置方式を検討した。市販の太陽電池パネルを屋外南向きに、水平面からの角度が通常の最適角である50゜、パネル面が鉛直の90゜、下向きの112.5゜、135゜、157.5゜に設置して長期間連続的に同時観測を行った。パネルには負荷を接続し、出力電圧を測定して電力を計算した。積雪時の一日の発電量を比較すると、設置角度90度は50度と同等かやや多くなる。50度では降雪に伴ってしばしば着雪が発生した。設置角度90度では、特に降雪の強いときに着雪が起こるがその頻度は小さかった。1999年から2000年のうち積雪期間の積算電力量を比較すると、127日分の合計で、90度は50度より7%多かった。これは平野部にある北陸農試露場における暖冬少雪年時の結果である。降雪量の多い中山間地や多雪年の場合は、50度設置の着雪頻度が大きくなるため、さらに90度設置が有利になろう。したがって積雪のある期間は、太陽電池パネルを90度(鉛直)ないしわずかに前傾させて設置するのが効率がよい。
カテゴリ 水田 中山間地域 輪作

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