水田における肥料・有機物投入に伴う土壌肥沃度変動の土地利用形態別マクロモデル(68)

課題名 水田における肥料・有機物投入に伴う土壌肥沃度変動の土地利用形態別マクロモデル(68)
課題番号 59
研究機関名 北陸農業試験場
研究分担 水田利用・土壌管理研
総合研究・総研1
研究期間 完8~12
年度 2000
摘要 我が国で実施された水田における有機物連用試験の窒素投入量と収量の関係を整理し、1haあたり玄米5tの標準収量を得るのに必要な窒素投入量を新しい指標として提案した。同指標を利用し稲わら施用効果を解析した結果、稲わら施用により1haあたり7kgNの窒素肥料の削減が可能と推定された。これは、我が国水田の窒素施肥量の9%に相当した。次に水田における窒素収支を試算し環境への影響を推定した。肥料等の窒素投入量と籾等の窒素搬出量については統計数値を使用し、窒素固定量と脱窒量については文献値を使用した。脱窒量については、重窒素試験による文献値をデータベース化し、基肥では3割、穂肥では2割の脱窒が起きることを示し日本の水田の平均脱窒量を推定した。我が国の窒素収支は1ha当たり42kgNのプラス(富化)と推定された。この量がどの程度環境負荷につながるかは今後の検討課題として残された。
カテゴリ 肥料 管理技術 水田 水稲 施肥 データベース 低コスト 良食味

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