| 課題名 | タウマチン様タンパク質遺伝子の導入による耐病性組換えイネ系統の作出(78) |
|---|---|
| 課題番号 | 68 |
| 研究機関名 |
北陸農業試験場 |
| 研究分担 |
地域基盤・育種素材研 地域基盤・(上席) 水田利用・病害研 |
| 研究期間 | 完10~12 |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | 遺伝子組換え技術を用いてイネの主要病害に対する耐病性系統を作出する目的で組換えイネ系統を作出した。横浜市立大学が単離した植物の感染特異的タンパク質(PRタンパク質)類の一種であるナシの酸性型タウマチン様タンパク質合成遺伝子(PsTL1)を35S改変高発現ベクター及びNOSプロモーターを接続し,形質転換ベクターにサブクローニングし,アグロバクテリウムを介して良食味品種「どんとこい」に導入した。約200個体の形質転換個体を得て,イネ個体での導入遺伝子をPCR法で確認した。形質転換個体では,稔実率,形態等で原品種と大きな差異は認められなかった。形質転換個体からT1種子を採種した。T1種子を発芽させ,遺伝子を持つことを確認した個体の4.5葉期にいもち病菌(レース007)を噴霧接種し,耐病性検定を行なった。遺伝子導入個体ではいもち病の罹病性病斑は認められたが,原品種と比較すると病斑面積は小さく,また病状の進展も遅延していた。抵抗性が確認された系統では,ゲノミックサザン法によって導入遺伝子存在と導入コピー数を確認し,ノーザン法によって導入遺伝子からのmRNAの発現が,またウェスタン法によって酸性型タウマチン様タンパク質の発現が確認された。今後,21世紀プロジェクトの中で,さらに耐病性特性の解析を進めるとともに,実用化に向けたベクターの構築等を行なう。 |
| カテゴリ | 育種 いもち病 馬 新品種 水稲 抵抗性 低コスト 品種 良食味 |