画像解析法を用いた形質転換体の遺伝解析(88)

課題名 画像解析法を用いた形質転換体の遺伝解析(88)
課題番号 77
研究機関名 北陸農業試験場
研究分担 地域基盤・育種工学研
研究期間 完10~12
年度 2000
摘要 導入遺伝子の染色体上での挿入位置の違いによる転写活性の不均一さ(位置効果)は重要な問題として指摘されていた。しかし解析例は少なく、適用できる技術も未整備であった。本研究ではFISH法を改良し、標識された遺伝子のシグナルを増感物質タイラマイドとパーオキシダーゼ酵素の触媒反応により増幅した上で、得られた像に画像解析法を適用することにより、対象遺伝子が座乗する染色体の同定、及び座乗部位を解析することを可能にした。このシステムによって単一遺伝子に相当する長さの約4kbの遺伝子を再現性良く検出可能なことが示された。これにより、形質転換体を含めて作物における単一遺伝子の検出並びに座乗位置の解析が可能となり、有用組換え体作出の過程での有望系統の早期選抜等、多方面への利用が望まれる。また、発現系及び非発現系の形質転換体における核構成物質の差異、或いはゲノムサイズの測定などの目的に、核の高純度精製が可能なセルソーターの適用を試みた。オオムギを例として核の高効率単離について基礎的条件の検討を行い、高効率、高精度に核の単離ができる分取条件を確立した。本手法の応用により、これまでに核の単離が困難なため測定できなかったイチゴのゲノムサイズを明らかにすることが出来た。この技術によって、これまでの方法ではゲノムサイズの測定が困難であった作物種への適応などへの発展が期待できる。
カテゴリ 育種 いちご 大麦 水稲 低コスト 品種 良食味

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