課題名 |
環境要因等による米の理化学特性の変動評価(111) |
課題番号 |
97 |
研究機関名 |
北陸農業試験場
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研究分担 |
地域基盤・品質評価研
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研究期間 |
完11~15(12) |
年度 |
2000 |
摘要 |
高品質米安定生産のための,年次や作期,施肥量など環境要因による米の品質の変動量について分析した。まず10年度に造成された圃場において,コシヒカリの均一栽培を行い,収穫以降の処理も同一で行い,同一圃場内の生育の不均一による品質の変動について検討した。稈長,茎数,全重,精玄米重に関して有意な差が認められ,収穫物においても,玄米蛋白含量,ブレークダウン,味度値,米飯の硬さ(H1),付着性(-H1)に有意な差が認められた。この結果より,同一圃場内においても場所によって品質が異なることを明らかにした。次に環境要因による変動幅と12年産米におけるアキヒカリとコシヒカリの差について比較検討した。同一品種内では,全ての項目において,年次間変動が最も大きく,品種間差と同量程度変化することが分かった。アミロース含量や糊化特性,H1は,作期の違いによる変動が大きく,-H1がタンパク質含量と同様に施肥量で増加した。またこれらの結果を解析した結果,各測定値間の関係が,既に報告されているそれとは必ずしも一致しないこと,そして従来用いられてきたタンパク質やアミロ-ス含量の大小のみで評価推測できない可能性が示唆された。
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カテゴリ |
水稲
施肥
低コスト
品種
良食味
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