畑作物に加害する線虫の種類と発生実態調査(54)

課題名 畑作物に加害する線虫の種類と発生実態調査(54)
課題番号 51
研究機関名 国際農林水産業研究センター
研究分担 生産利用・(主研)
研究期間 完10~12
年度 2000
摘要 線虫による作物の被害は5~10%と推定されており、作物生産を低減させる大きな要因の一つとなっている。作物被害防止のため、有害線虫の種類を明らかにし、その発生実態を調査した。作物根辺から土壌を約200gと細根を約20gを採取した。線虫の分離はベルマンロート法に従い、土壌30gを経9cmの網皿にキムワイパー紙1枚をフィルターとして、室温20~30℃で72時間にわたり分離した。分離された線虫は時間20秒間、温度60℃で熱殺、その後TAF液で5日間固定、実態顕微鏡下で形態や特徴を観察した。結果、亜熱帯(石垣島)では、多く検出されたのはラセンセンチュウ、続いてニセフクロセンチュウ、イシュクセンチュウ、ネグサレセンチュウであったがネコブセンチュウの検出頻度は少なかった。本邦暖地ではネコブセンチュウの検出頻度が高く、バラからキタネコブセンチュウが見られたが、ラセンセンチュウの検出率は低く、暖地型とされるヤリセンチュウ、リュウキュウイシュクセンチュウは検出されなかった。最近は環境問題や食品の安全性に関心が高く、作物の種類や圃場の立地条件や栽培方法などの条件に適合する防除手段を使用することが必要であり、対抗植物を効率的に取り入れた輪作や温熱処理、有機物および殺線虫剤を組み合わせた総合防除も必要である。
カテゴリ 病害虫 亜熱帯 ばら 防除 輪作

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