課題名 | アフリカ大陸における主要害虫の発生実態の解明と生物的防除法の開発(59) |
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課題番号 | 54 |
研究機関名 |
国際農林水産業研究センター |
研究分担 |
生産利用・(主研) |
研究期間 | 完9~12 |
年度 | 2000 |
摘要 | サバクワタリバッタに小麦の芽だしとフスマを与え、発育および性成熟・産卵・孵化の有無を27・30・33℃の温度条件下で調べた。その結果、温度が高い区でより発育速度が早くなったものの、生存率は温度によらずすべての区で同じような減少傾向を示した。産卵には温度が大きく影響し、27℃ではごく少数の産卵があったものの、孵化および胚発生の進んだ卵はなかった。雄による雌への交尾行動は、33℃・30℃区の雄すべてが交尾行動を示したのに対して、27℃では2例のみと少なかった。以上の結果から、本種の性成熟と産卵には温度が微妙に影響し、27℃と比較的高い温度条件下でも本種は性成熟が極端に遅くなる、または発現しないことが示唆された。 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 小麦 生物的防除 防除 わた |