さとうきび育種素材の収集・保存と特性評価(202)

課題名 さとうきび育種素材の収集・保存と特性評価(202)
課題番号 176
研究機関名 九州農業試験場
研究分担 作物開発・きび育種研
研究期間 完22~7~12
年度 2000
摘要 平成12年度完了課題であるが結果を調査中であるため、完了成績は平成13度中に取り纏めて報告する。平成11年度末の保存数は、重複保存524系統を含む合計938系統である。保存中の実用品種、系統、野生種、高貴種等808系統を供試し、葉焼病、葉片赤斑病、さび病、黄さび病の罹病状況を調査した。葉焼病は他の3病害比べ抵抗性「強」を示す系統の割合が低かった。さとうきび野生種のこれら4病害に対する抵抗性は他の遺伝資源に比べて強くはなかった。このことは、病害抵抗性品種の育種素材としては、糖分の低いさとうきび野生種より、糖分が高く茎も太いさとうきび実用品種・系統等を利用する方が有利であることを示唆している。また、タイでさとうきび野生種及びエリアンサス属植物を収集した。タイ農業局畑作物研究センターで保存・増殖している。重要特性の評価は順調に進んでいる。登録手続きの混乱も大部分是正された。今後は野生種等について、同定・分類法を確立し、より効率的な保存法を確立することが重要である。
カテゴリ 育種 遺伝資源 加工 さとうきび 抵抗性 病害抵抗性 品種

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