課題名 | 貝毒成分の二枚貝体内での代謝動態(43) |
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課題番号 | 35 |
研究機関名 |
東北区水産研究所 |
研究分担 |
水産業研究・海区産業研 |
研究期間 | 止11~13(12) |
年度 | 2000 |
摘要 | 下痢性貝毒成分のホタテガイ体内での動態を調べるために、主要毒成分(OA、DTX1、YTX、PTX6)を等量ずつ含む混合液をホタテガイに注射投与し、人工的にホタテガイを毒化させた後、毒量の変化を追跡してホタテガイに残留し易い毒成分を調べた。その結果、PTX6は投与した毒量の20-30%が中腸腺に残留したのに対して、他の毒成分(OA、DTX1、YTX)の残留率は5-10%であり、PTX群は他の毒群と比較してホタテガイに残留あるいは蓄積し易い毒成分であることが示唆された。なお、この課題は法人移行のため中止する。残された課題として、ホタテガイにおける下痢性貝毒成分の分解能を明らかにする必要がある。 |
カテゴリ | 効率的生産技術 |