課題名 | 農業経営支援のための経営管理手法の開発(20) |
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課題番号 | 15 |
研究機関名 |
農業研究センター |
研究分担 |
経営管理・(上席) 経営管理・経営設計研 経営管理・耕種経営研 経営管理・畜産経営研 経営管理・園芸経営研 経営管理・比較経営研 |
研究期間 | 完10~12 |
年度 | 2000 |
摘要 | 農業経営改善のために、農家自らが簡易に診断分析が実施できるインターネットを用いた農業経営診断システムを開発した。診断システムは、収支データに基づいて行う狭義の経営診断システムと、飼料設計など経営改善を図るための経営改善システムの2つから構成されている。診断対象となる部門は、稲作、畑作、露地野菜、施設野菜、果樹、酪農、肥育牛の8部門である。次に、水田作経営におけるシミュレーション分析では、■米価下落による所得形成への影響把握、■転作助成額に応じた転作作物の合理的な選択対応、■稲作安定対策の効果の検証、■経営収益増大のための経営面積の拡大および複合部門(いちご)の拡充の検討、■稲作直播栽培の導入効果の確認、等を行った。さらに、酪農経営におけるシミュレーション分析では、堆肥化施設未導入と天井クレーン型堆肥化施設導入の2つの経営モデルを構築し、各経営面積(5、7、10ha)・経産牛1頭当たり乳量(7、7.5、8、8.5、9トン)・1kg当たり乳価(80、85、90、95円)水準の下における生産所得額を算出した。その結果から、経営収益最大化における両モデルの生産所得額の比較を通して、天井クレーン型堆肥化施設の導入条件とその投資限界額を明らかにした。 |
カテゴリ | いちご 経営管理 経営診断 経営モデル 直播栽培 飼料設計 水田 乳牛 |