課題名 | イネ科植物の閉花性を利用した花粉飛散防止技術の開発(33) |
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課題番号 | 26 |
研究機関名 |
農業研究センター |
研究分担 |
生理品質・麦栽生理研 |
研究期間 | 止12~(14) |
年度 | 2000 |
摘要 | 開穎時に感染する赤かび病の防除や遺伝子組換え体の花粉飛散防止のため、大麦の開穎受粉に関わる準同質遺伝子系統を用いて、開穎受粉の機構の解明と、薬剤による開穎制御方法を検討した。開穎しない大麦は鱗被が小さいため開穎しないことを明らかにした。また、ジャスモン酸メチルは開穎受粉型大麦に対する開穎阻害を示すことが判明した。さらに、ジャスモン酸類縁体の開穎阻害活性を検討し、ジャスモン酸メチルより高活性な化合物を見いだすとともに、アブシジン酸にも開穎阻害活性があることを見いだした。これらの化合物の圃場での活性の検討とともに、大麦の開穎受粉の機構を解明するために本課題を研究機構(作物研)に引き継ぐ。 |
カテゴリ | 病害虫 大麦 栽培技術 受粉 水田 低コスト 防除 薬剤 |