高精度自動耕うん整地法の研究(57)

課題名 高精度自動耕うん整地法の研究(57)
課題番号 43
研究機関名 農業研究センター
研究分担 機械作業・水田機化研
研究期間 完10~12
年度 2000
摘要 水稲直播における出芽安定や除草剤の効果維持のために、圃場の均平は重要な案件になっている。この均平作業には従来、レーザーレベラが使用されてきたが、それに代わりRTKGPSをレベルセンサとして利用した均平技術を開発した。この方法では、隣接圃場で使用しても混信がなく複数使用が可能、機器設定が簡単、高さ情報に加えて位置情報が得られプロファイルマップが使えるなどの利点がある。均平作業前の初期田面の高さ計測及び均平作業機制御のための逐時的レベル計測に垂直方向の精度が±2cmのRTKGPSを用いた。均平作業における排土板の制御は、制御頻度が毎秒5回、制御段階が5段階のステップ制御とした。RTKGPSの計測頻度は毎秒1データであるので、制御頻度にあわせて高度データを内挿して与えた。30aの水稲栽培後の荒起こしした圃場で、当初12cm程度高低差があった圃場が、周辺部の一部を除いて±2.5cmに均平された。さらに、初期田面高さマップから運土量を計算し、運土計画を立てるプログラムを開発した。これにより、均平作業の手順の目安が得られるとともに、作業途中に現在の均平度の状況を知ることができる。
カテゴリ 病害虫 GPS 自動制御 除草剤 水田 水稲 低コスト

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