課題名 |
大規模化に伴う鳥害推移の解明(76) |
課題番号 |
60 |
研究機関名 |
農業研究センター
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研究分担 |
病害虫防除・鳥害研
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研究期間 |
完10~12 |
年度 |
2000 |
摘要 |
茨城県新利根町太田新田地区の水稲乾田直播圃場周辺において有害鳥の個体数と被害実態を経年的に調査した。キジバトやスズメによる稲籾の食害は確認されたが、鳥害によって統計的に有意に苗立ち数が減少した年はなかった。6年間でハト類を中心に88羽の駆除個体が回収され、その胃内容物はほとんどが稲籾であった。乾田直播でのスズメの飛来数は麦畑よりもずっと少なく、稲籾を集中的に利用することはなかった。これに対してキジバトの飛来数は、銃器による駆除が実施された年には少なかったが、乾田直播面積が倍増しても、駆除が実施されなかったり遅れた年には高密度になった。以上のことから、直播面積の拡大による被害軽減はさらに広いスケールでなければ効果が現れないと思われる。現状ではスズメには特に対策を講じる必要はないが、キジバトについては飛来しはじめた頃に一定数を駆除する必要がある。本成果の内容は周囲に麦作のある状況での乾田直播には一般化できるが、稲単作地帯には適用できない。有害鳥獣駆除は手続きや経費がかかるので、今後は忌避剤によるより簡便な防除技術の開発が必要である。
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カテゴリ |
病害虫
害虫
乾田直播
管理技術
水田
水稲
大規模化
鳥害
低コスト
防除
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