| 課題名 |
根系機能と土壌環境からみた大豆多収要因の解明(141) |
| 課題番号 |
116 |
| 研究機関名 |
農業研究センター
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| 研究分担 |
生理品質・豆栽生理研
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| 研究期間 |
完9~12 |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
カルシウムは炭酸石灰や消石灰など水溶性の劣る形で施用されるため、土壌表層に集中して、土壌下層では不足しがちである。そこで水溶性の高い石膏を施用して土壌下層のカルシウム含量を増やし、大豆収量を向上させようとした。石膏を1996年に1t/10a施用し、大豆の収量への影響を継続して検討してきた。その結果5カ年の平均で16.9%の増収効果が認められた。石膏施用区では根の分布に差は認められなかったが、カルシウム吸収量が30%以上増加していて、石膏施用により土壌の下層までカルシウム供給能が増大し、大豆収量が増大したものと考えられた。 大豆はイネ科作物と異なり無機態窒素の施用によって増収しにくく、肥培管理の難しい作物である。そこで大豆の肥培管理法開発のために窒素施用法を検討した。淡色黒ボク土圃場で窒素施肥水準を変えて栽培した緑肥を鍬込んだ場合と、冬期間裸地として同水準の窒素を大豆に施用した場合とで、大豆収量を4カ年にわたって比較した。その結果、大豆はそれ自身に施用した無機態窒素より、緑肥に施肥した窒素の方に良く反応していたが、トウモロコシではそのようなことは認められなかった。これから、大豆は土壌中の有機態窒素に良く反応すると考えられ、多収をあげるには有機態窒素の増加が必要であると判断した。ただ、大豆の吸収している土壌窒素の形態は不明であるので、それを解明する試験を新規課題として実施する。
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| カテゴリ |
安定栽培技術
栽培技術
施肥
大豆
とうもろこし
土壌環境
肥培管理
品種
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