課題名 |
植物ウイルス抵抗性の分子機構の解明(150) |
課題番号 |
126 |
研究機関名 |
農業研究センター
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研究分担 |
病害虫防除・ウイルス研
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研究期間 |
止11~12~(13) |
年度 |
2000 |
摘要 |
植物のウイルスに対する抵抗性の分子機構を解明し、抵抗性作物の分子育種への応用を図るため、シロイヌナズナのトバモウイルスに対する抵抗性の解析を進めた。11年度に同定したウイルス感染を抑制する抵抗性遺伝子RTV1と、病徴発現を抑制する3種の耐性遺伝子RTV2、RTV3、RTV4について、12年度はDNAマーカーを用いたマッピングを行った。その結果、4つの遺伝子は別々の染色体に座乗しており、染色体上の位置からいずれも既報の病害抵抗性遺伝子と異なる新規な遺伝子であることが確認された。さらに、RTV1とRTV2については、遺伝子の単離に向けて精密マッピングを行い、染色体上での遺伝子存在領域を各々200kb以内まで絞り込んだ。また、抵抗性に関わるウイルス側の遺伝子を解析するため、トバモウイルスの病原性が異なる3系統について全ゲノム塩基配列を決定するとともに、全長cDNAをプラスミドに組み込んだ感染性クローンを構築した。この課題は研究機構(中央農研)に引き継ぐ。
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カテゴリ |
病害虫
育種
害虫
管理技術
植物ウイルス
DNAマーカー
抵抗性
抵抗性遺伝子
病害抵抗性
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