| 課題名 |
麦類澱粉の化学構造の変動要因の解明(226) |
| 課題番号 |
188 |
| 研究機関名 |
農業研究センター
|
| 研究分担 |
生理品質・流通利用研
|
| 研究期間 |
完8~12 |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
見かけのアミロース含量が高いamo1とアミロース含量がゼロのwxを持つオオムギ澱粉の化学構造と糊化特性を推定し、オオムギの遺伝子型と化学構造、糊化特性の関連を調べた。amo1を持つ系統は、示差走査熱量測定法による糊化温度が野生型に比べて有意に高くなっていた。また、糊化に必要なエネルギーは、wxおよびamo1wx系統では大きく、amo1系統では小さくなっていた。amo1系統にはアミロペクチンよりも高温で融解することが知られているアミロース脂質複合体由来のピークが存在するが、wxおよびamo1wx系統にはなかった。このことは、amo1wx系統の見かけのアミロース含量がゼロであるという報告と一致するものであった。アミロペクチン側鎖のピーク面積について主成分分析を行ったところ、amo1の有無により分類できることが示された。アミロペクチンの側鎖長分布を比較すると、重合度DP13から34の占める割合が、amo1およびamo1wx系統で有意に大きくなっていた。amo1はアミロペクチンのDP13-34を増やす作用を持つと考えられた。側鎖長分布と糊化特性の相関を調べると、DP6-12と糊化温度との間には高い負の相関が見られ、DP13-34との間には高い正の相関が見られた。以上、amo1は糊化特性およびアミロペクチン構造に大きな影響を与えることが示された。
|
| カテゴリ |
大麦
需要拡大
品種
|