GISを活用した社会資源情報の空間的把握手法の開発(243)

課題名 GISを活用した社会資源情報の空間的把握手法の開発(243)
課題番号 204
研究機関名 農業研究センター
研究分担 プロチーム・プロ5
研究期間 完9~12
年度 2000
摘要 社会資本等を含めた広義の地域資源を一元的に把握するため、GISを活用して社会資源情報を空間データへ変換・処理するための手順ならびに手法の開発を目指した。具体的には、新潟県I村を事例対象地とし、集落を位置/居住域/耕作圏/境界という4つの側面から空間化することで、メッシュデータを含めた多種多様な情報を一元的に蓄積・利用できる社会資源情報データベースを試作した。なお空間化に際しては、市販の住宅地図を参照した集会所等の位置入力、数値地図を活用した住居の集積エリアのトレース、役場担当者からの耕作圏の聞き取り、センサス集落界図のポリゴン化等の作業を行った。また、既存データの精度の検証、居住域の抽出や集落中心位置の推定を簡易に行える手法の検討等を行うとともに、I村の定住環境の把握を試みた。評価基準としては、地形、交通、利便性、人口、就業条件、交流基盤、DID距離を設定し、自然資源情報を取り入れる形で多面的な評価を試みた。その結果、詳細な現地調査を実施せずとも、個々の集落の特性を踏まえた評価を類型化という形で行なうことができ、さらに、従来は評価が困難であった自治会単位での評価も可能なことが明らかとなった。活用面では、集落環境点検地図等との連携が可能であるが、少なくとも対象集落の位置と境界を空間化する作業が必要となり、また広域な範囲に適用するには、より精度の高いGISデータの整備が必要となる。
カテゴリ 中山間地域 データベース 評価基準

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