課題名 |
低温及び高圧法利用による貯穀害虫防除新備蓄システムの確立(128) |
課題番号 |
111 |
研究機関名 |
食品総合研究所
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研究分担 |
流通保全・貯蔵害虫研
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研究期間 |
完10~12 |
年度 |
2000 |
摘要 |
害虫類による穀物の品質劣化と損耗問題を解決するため、従来の殺虫処理の改良、貯穀害虫の生態解明、新形質米の害虫に対する特性の解明を行った。当研究室で開発した高圧二酸化炭素殺虫法に関して、高圧二酸化炭素処理前の真空処理は殺虫力を高めなかった。またホスフィンおよびフッ化スルフリルの微量混入も、殺虫力の大きな効果増大をもたらさなかった。コクゾウの越冬行動を引き起こす要因には温湿度の低下、集合フェロモンの関与が伺われ、これらの習性を利用した捕獲トラップ作成への手がかりが得られた。また、新品種関東198号に対するバクガの産卵数、羽化数ともにコシヒカリにおける場合を下回った。高圧二酸化炭素殺虫法の改良については「検疫用臭化メチルの代替技術システムの開発」において、また新形質米の害虫に対する特性については、「新形質米の耐虫性比較と防除技術の開発」において引き続き研究を行う。
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カテゴリ |
病害虫
害虫
加工
新品種
フェロモン
防除
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