| 課題名 | NMRを用いたβ-チューブリン機能の殺菌剤による阻害機構の解明(183) |
|---|---|
| 課題番号 | 151 |
| 研究機関名 |
食品総合研究所 |
| 研究分担 |
分析評価・状態分析研 (東洋大学) |
| 研究期間 | 完10~12 |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | 真核生物の細胞分裂や細胞骨格形成に関与するタンパク質β-チューブリンへの低分子薬剤の結合をNMRにより検定する方法の確立を目的とした。アカパンカビ及び大麦雲形病菌のβ-チューブリンを、可溶性蛋白質として大腸菌を用いて発現させることに成功した。このアカパンカビのβ-チューブリン存在下では、殺菌剤カルベンダジムのNMRシグナルの面積強度の減少が見られ、β-チューブリンとの相互作用の存在が示唆された。一方、チャーコールアッセイ及びゲル濾過法では、発現β-チューブリンとカルベンダジムやジエトフェンカルブとの結合は検出できず、その相互作用は天然のβ-チューブリンの場合に比べて弱いと思われた。その原因の一つとして、自然界ではβ-チューブリンとダイマーを形成しているα-チューブリンの影響がないことが考えられたので、α-チューブリン存在下で試験を行うべくα-チューブリンを可溶性蛋白質として発現させることに成功した。今後、他の有用タンパク質の構造解析に関する研究課題の中で、この発現α-チューブリンの共存下での放射性同位元素標識殺菌剤を用いたβ-チューブリンの薬剤結合活性検定と、NMR法によるβ-チューブリンと薬剤の相互作用の検出を試みる予定である。 |
| カテゴリ | 大麦 加工 薬剤 |