食品中の機能性成分の相互作用による動脈硬化予防効果の検討

課題名 食品中の機能性成分の相互作用による動脈硬化予防効果の検討
課題番号 19
研究機関名 食品総合研究所
研究分担 食品機能・健全性研
研究期間 止12~(14)
年度 2000
摘要 動脈硬化の予防は、多くの人の関心事である。本課題では、食品中の機能性成分が動脈硬化に与える影響について検討した。動脈の平滑筋細胞の増殖が、動脈硬化に典型的な症状であることから、ラットの大動脈平滑筋細胞 (A-10) の増殖に対する機能性成分の影響を検討した。ゲニスタイン(G)とエモジン(E)、エピガロカテキンガレート、ケルセチン(Q)が染色体DNAの複製(臭化デオキシウリジン (BrdU) 取り込み)を阻害した。特にGによる阻害は顕著だった。機能性成分で処理した後に、死んだ細胞の割合(培養上清中の乳酸脱水素酵素の活性)を測定したところ、BrdU 取り込みの阻害の割合に比べてはるかに低かった。このことは、BrdU の取り込みの阻害は、細胞毒性ではなく上記の成分による細胞増殖の阻害が主な原因であることを示しており、これら4種の機能性成分に抗動脈硬化作用がある可能性を示している。次に、エストロゲンには抗動脈硬化作用があることが知られていることから、ヒトエストロゲン受容体(ER)に対する親和性を測定した。その結果、これまでにERに結合活性があることが報告されていたGやQだけでなく、EにもER結合活性があることがわかった。(食総研)
カテゴリ 機能性成分

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