高精度観測衛星を利用した地球温暖化等に伴うアジアの食料生産変動の予測手法の高度化(147)

課題名 高精度観測衛星を利用した地球温暖化等に伴うアジアの食料生産変動の予測手法の高度化(147)
課題番号 123
研究機関名 農業環境技術研究所
研究分担 企画調整・地球チーム
研究期間 完10~13(12)
年度 2000
摘要 人間活動により,大気中の温室効果ガス濃度が上昇し,地球の平均気温は最近100年間で0.3-0.6℃上昇した。その結果,人口の多いアジアでも,環境が作物栽培に適さなくなる可能性がある。本研究では,アジアを対象に,食料生産変動を予測するうえで必要となる,地球温暖化に伴う農耕地資源の変動を予測する。既存の耕地で現在と気候変動後の農業生態系ゾーン(AEZ)を国別に推定した。さらに,主要穀類(イネ,コムギ,トウモロコシ)の気候資源の変動を予測した。(1) 現在の東~南アジアの耕地では,高温または多雨区分が増える傾向がある。熱帯では,乾燥帯が減少し,湿潤帯が増加する。これは,旱魃の危険は減るが,洪水の危険が増すことを示唆する。(2) バングラデシュの栽培期間内の気温上昇は,イネ2期作地帯の寒候期栽培には好影響となる(Boro季(1-4月)のN. Rajshahiは2,594が3,563 degree dayに)が,コムギ作地帯には高温の悪影響を及ぼす。降水量増加は,乾季のイネ栽培には好影響となるが,雨季には洪水の危険を増し,コムギ栽培には湿害を招く恐れがある(Aman季(5-11月)のDhakaは2,569が4,171 mmに)。
カテゴリ 乾燥 湿害 とうもろこし

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