| 課題名 | 放牧牛における微量栄養素水準が白血球機能に及ぼす影響の解明(58) |
|---|---|
| 課題番号 | 40 |
| 研究機関名 |
家畜衛生試験場 |
| 研究分担 |
総合診断・環境衛生研 病態・病態生理研 |
| 研究期間 | 完10~12 |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | 放牧牛の飼養管理面から感染防除に資することを目的として、免疫機能に関与していることが知られているビタミンやミネラル等の微量栄養素水準の放牧牛や実験動物における動態や白血球機能との関連を検討した。10年度は放牧場の子牛及び母牛のべ285頭の血中微量栄養素水準を解析し、子牛では入牧1ヵ月後に血中チアミン(B1)濃度が欠乏を示す個体が7%あり,血中鉄及び銅濃度は漸次低下する傾向を明らかにした。11年度はめん羊にアンプロリウム(APL)を投与して実験的にB1欠乏を起こさせ、血中B1濃度の有意な減少に一致して多形核白血球(PMN)の貪食殺菌能の指標である化学発光(CL)能が低下すること、また、B1欠乏によるCL能の低下は、B1製剤の投与により回復することを明らかにした。12年度は子牛にAPLを投与し、血中ならびにPMN中のB1濃度の減少とCL能の低下が一致することを明らかにした。また、健康子牛へのB1製剤の投与は、投与2時間から7日後までPMNのCL能を高めることを明らかにした。以上の成果より、放牧牛のB1栄養水準の維持は感染抵抗性の低下を防ぐために重要であることが明らかとなった。さらに、B1がPMN以外の白血球機能に及ぼす影響や複数の微量栄養素と感染抵抗性の関連の検討が必要である。 |
| カテゴリ | 病害虫 飼育技術 抵抗性 羊 防除 |