| 課題名 | 牛カリシ様ウイルスの高精度検出法の開発(118) |
|---|---|
| 課題番号 | 87 |
| 研究機関名 |
家畜衛生試験場 |
| 研究分担 |
総合診断・環境衛生研 総合診断・放牧病研 |
| 研究期間 | 止12~(14) |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | 牛カリシ様ウイルス(Bovine calici-like virus;BCLV)は欧米では子牛下痢の主要原因とされているが、わが国ではその存在自体も明らかではない。本研究では、BCLVの高精度検出法を開発してわが国での浸潤状況や本ウイルス病の被害実態を明らかにすることを主な目的とする。まず、BCLV Newbury agent-2 (英国検出株)のポリメレース領域の塩基配列を元にプライマーを設計し、2農場で採材した子牛下痢便を用いてRT-PCRとPCR産物の塩基配列解析を行った結果、農場間で異なったBCLVの存在が確認された。次に、今回決定されたBCLV2株のポリメラーゼ領域の塩基配列を基にそれぞれプライマーを設計し、上記材料を含む子牛下痢便計89例(7農場由来)を用いてRT-PCRを実施した結果、糞便38例(43%;6農場由来)がいずれかのプライマーペアでBCLV遺伝子陽性を示した。これらの結果より、わが国でのBCLVの存在が初めて明らかとなり、子牛の下痢便から多様なBCLV遺伝子が高率に検出されることが示唆された。今後、わが国で検出れたBCLVの病原性を明らかにするとともに、カプシド蛋白遺伝子の塩基配列を決定して同遺伝子をターゲットとした検出法を開発することが必要である。(研究機構―動衛研) |
| カテゴリ | 病害虫 診断技術 防除 |