課題名 |
雌豚の発情同期化による鈍性発情防止技術の開発(222) |
課題番号 |
164 |
研究機関名 |
家畜衛生試験場
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研究分担 |
病態・保健衛生研
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研究期間 |
完9~12 |
年度 |
2000 |
摘要 |
雌豚が雄を許容しない鈍性発情や雌豚の発情の見落としによる交配失宜で、生産性の低下が問題となっている。雌豚の発情同期化が可能となれば、発情・排卵を制御できるため鈍性発情や発情の見落としを防止することができる。また、計画的な生産及び交配の集中化による作業効率の向上や作業量の軽減にもつながる。そこで、ホルモン製剤を用いた豚の発情同期化法について検討した。春機発動前の幼若雌豚では、妊馬血清性性腺刺激ホルモンとヒト絨毛性性腺刺激ホルモンを低単位含むCG600を投与することにより、処置後3~4日に集中して発情が認められ、繁殖性についても異常は認められなかった。また、発情周期を営む成熟雌豚では、黄体が活発に機能している時期にプロスタグランジンF2αを3日間反復して投与することにより、黄体の早期退行に伴う卵胞の発育が起こり、処置開始から6~7日後に発情が集中した。さらに、誘発された発情時に交配しても受胎性及び繁殖成績に問題がないことを示した。本法による雌豚の発情同期化と人工授精との組合せにより、鈍性発情の治療及び予防が可能となった。また、交配日を予め設定することができるため、人工授精用の精液の手配や分娩日、離乳日の調整が計画的に行えることから、都道府県の畜産関係機関等を通じて普及に移していく。今後、プロスタグランジンF2αの投与回数及び受胎率向上につながる排卵の同期化技術を検討する必要がある。
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カテゴリ |
病害虫
馬
受胎率向上
治療技術
繁殖性改善
豚
防除
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