課題名 | 日本国内における馬バベシア症の浸潤・流行に関する組換え体抗原等を用いた調査研究(42) |
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課題番号 | 88 |
研究機関名 |
家畜衛生試験場 |
研究分担 |
細菌寄生虫・原虫病研 (帯広畜産大・原虫病研究センター) |
研究期間 | 止11~12~(13) |
年度 | 2000 |
摘要 | 馬のバベシア原虫Babesia caballiのフタトゲチマダニによる媒介性を調べるため,マダニ体内の原虫遺伝子の検出を試みた。バベシア感染SCIDマウスを吸血した成ダニ,その卵,幼ダニを材料とし,原虫表面の分子量48kDaタンパク質をコードする遺伝子をnested-PCRにより増幅させた。その結果,飽血成ダニでは飽血16日目まで,産卵2日目の卵では産卵後24日目まで,産卵3日目の卵では20日目まで目的とする430bpのバンドが認められた。また,幼ダニでは孵化後20日でバンドが認められた。これらの結果は日本に広く分布しているフタトゲチマダニが馬のバベシア原虫を媒介する可能性を示唆している。(研究機構-動衛研) |
カテゴリ | 病害虫 馬 診断技術 防除 |