課題名 | 有用形質関連DNAマーカーの開発と有用遺伝子地図の作成(6) |
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課題番号 | 5 |
研究機関名 |
畜産試験場 |
研究分担 |
育種・家畜ゲノム 育種・計量育種研 育種・(上席1) 企画調整・業務2 |
研究期間 | 完10~12 |
年度 | 2000 |
摘要 | 本課題では、発育、肉質等の有用形質が存在すると推定されるブタ染色体領域(1,4,7番染色体)に焦点を絞り、これら有用形質と高度に連鎖するDNAマーカーを開発するため、当該領域のDNAマーカーを高密度に開発すること、およびそれらの詳細な遺伝子地図の作製を行うことを目的とした。10年度は対応するヒト染色体領域上の遺伝子情報からブタBACライブラリーより該当するDNAの存在するBACクローンを単離した。また,第7染色体濃縮ライブラリーを基にBACクローンを単離した。11および12年度はこれら単離されたクローンを基にマイクロサテライト等のDNA多型マーカーを開発した。一部の染色体特定領域についてはマイクロダイセクション法により領域特異的ライブラリーを作製し、これよりマイクロサテライトマーカーを開発した。12年度は開発されたこれらの多型マーカーについて畜試家系を用いた詳細な連鎖地図を作製した。さらに、1番、7番染色体についてはこれをもとにQTLの再解析を行い、候補遺伝子存在領域をより正確に推定することが可能になった。また、ヒトとの比較遺伝子地図作製のため、上記の検索の過程で合成したブタのSTSを用いてRHマッピングを行った。7番染色体においては,MHC領域についてのBACクローンによる整列地図の作製を行い、クラス3領域については約90%の領域をカバーする整列地図を作製した。 |
カテゴリ | 育種 DNAマーカー 豚 |