成長ホルモンにより発現する遺伝子の機能解析(83)

課題名 成長ホルモンにより発現する遺伝子の機能解析(83)
課題番号 73
研究機関名 畜産試験場
研究分担 生理・生理活性研
研究期間 完6~12
年度 2000
摘要 成長ホルモン(GH)は家畜の成長に重要な生理活性物質であり、反芻家畜においては増乳効果も示すが、GHがどんな遺伝子を発現させ作用するのか明らかでない。本課題ではGH投与後の家畜の肝臓、筋肉、乳腺等の組織でどのような遺伝子の発現量が変化するかを調べるため、cDNAライブラリーを作成して既知の遺伝子とホモロジーの高い遺伝子で発現量の変化する遺伝子を検索することを目的とした。GHを投与した豚の肝臓では、ハプトグロビン、インスリン様成長因子-I(IGF-I)遺伝子の発現量が増加していた。山羊乳腺では、GH投与によってβ-カゼイン遺伝子が有意に増加し、β-ラクトグロブリン遺伝子も増加傾向を示した。GHを投与した豚の肝臓で発現量の変化する遺伝子を効率よくみつけるためにサブトラクション法を行い、得られたcDNAをクローニングし、そのクローンについてシークエンスを行ったところ、セリン・プロテアーゼ・インヒビター1遺伝子が3クローン採取され、その発現量も増加していることが分かった。また、牛の染色体5番について人及びマウスの染色体5番との比較遺伝地図を作製した。これらの成果は、GHの作用機序を遺伝子レベルで明らかにしたもので、ゲノム情報としても貴重である。
カテゴリ 豚 山羊

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