課題名 |
牛の脳アトラスの作成(89) |
課題番号 |
78 |
研究機関名 |
畜産試験場
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研究分担 |
生理・適応生理研
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研究期間 |
完9~12 |
年度 |
2000 |
摘要 |
脳・神経系の機能を解析するためには、神経核、神経線維の走行などの分布・位置を正確に表す脳アトラスが必要であるが、牛の脳アトラスは作成されておらず、牛の脳・神経に関する研究の遂行にあたって大きなネックとなっている。そこで、本課題では、牛の脳アトラスを作成し、牛の神経機能解析のための基盤とすることを目的とした。 ホルマリン溶液で還流固定した雌ホルスタイン成牛(体重約600Kg)の頭部を成牛用の脳定位固定装置に取り付け、マニュピレーターの座標をもとに、スパイナル針をさし、座標軸決定用のマーカーとした。脳をセロイジン包埋し、厚さ50μの連続切片を作成した。ニッスルあるいはクリューバーバレラ染色を施し、封入後、組織像をコンピューターに取り込み、適当に加工して脳アトラスのプレートとした。また、過剰量のネンブタールで屠殺した雌ホルスタイン成牛(体重約600Kg)の頭部のMRI像を撮影した。組織像及びMRI像を参照しながら、雌ホルスタイン成牛の脳アトラスを作成した。 成果は12年度中に製本し、関係各位に配布する。本アトラスは、今後、牛の脳・神経機能解析のための重要なツールとなるものと期待される。
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カテゴリ |
加工
くり
豚
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