野菜に含まれる生理機能物質の検索とその評価(268)

課題名 野菜に含まれる生理機能物質の検索とその評価(268)
課題番号 232
研究機関名 野菜・茶業試験場
研究分担 生理生態・品質解析研
研究期間 完8~12
年度 2000
摘要 新たな野菜の健康維持機能を探索するため、重要な免疫細胞であるマクロファージの活性に対する野菜類の影響及びアレルギーに関与する酵素ヒアルロニダーゼに対する野菜類の阻害作用について評価した。その結果、リョクトウに含まれる多糖類がマクロファージの活性化に関与し、安息香酸誘導体、アントシアニジン誘導体などのポリフェノールが一酸化窒素産生を抑える作用を持っていることを明らかにした。また、ヒアルロニダーゼがシソ科植物抽出物で顕著に阻害されることを見出し、最も強い阻害作用を示したレモンバームより活性成分としてロズマリン酸を単離した。ロズマリン酸の阻害様式はヒアルロニダーゼに対して非競合的阻害であった。本研究で得られた成果は学会等で発表するとともに、野菜・茶試の主要成果として公表した。野菜のマクロファージによる一酸化窒素産生抑制機構の解明が今後検討すべき課題として残された。
カテゴリ 機能性 しそ 評価法 レモンバーム

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