課題名 | 農業用基幹施設の維持管理のための現況安全度評価に関する研究(172) |
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課題番号 | 134 |
研究機関名 |
農業工学研究所 |
研究分担 |
造構・(上席) 造構・構造研 造構・施設研 造構・土質研 造構・土木地質研 農地・施設環境研 |
研究期間 | 完12 |
年度 | 2000 |
摘要 | ため池、水路などの農業用基幹施設は、安定した食料供給体制を維持していくために重要な役割を担ってきている。今後もこれらの施設の機能を維持・向上していく事がきわめて重要である。本研究では、農業用基幹施設等を効率的に維持管理していくために、構造物の現況の強度を計測し、それに基づいた安全度の評価を合理的に行うための手法開発に関する研究を行った。具体的には、既設盛土構造物(ため池、フィルダム)の盛土材料の構造体としての現況を計測するための手法の検討、河川・水路構造物の構造体の現況強度及び周辺の変化を計測し、頭首工周辺の局所洗堀が特に問題が大きく、構造体の現況安全性に直接的に影響を及ぼすことがわかった。既設盛土構造物を対象として、盛土内の空洞、地下水の状況把握し、現況安全度を評価する手法の開発を行った。成果の活用としては土構造物、コンクリート構造物、鋼構造物ではそれぞれ経年変化、老朽化の形態が異なるため、適切な調査手法を選択することが重要である。本研究の成果は、行政部局の設計基準作成に資すると期待される。 |
カテゴリ | 管理技術 評価法 |