課題名 | 炭素・窒素の安定同位体比を指標とした藻場造成効果の算定手法の開発(65) |
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課題番号 | 53 |
研究機関名 |
養殖研究所 |
研究分担 |
飼育環境技術・飼育技術研 |
研究期間 | 止12~(14) |
年度 | 2000 |
摘要 | 藻場の魚類と葉上動物の炭素・窒素安定同位体比(δ13C,δ15N)を測定した。葉上動物のδ13Cとδ15Nはそれぞれ-16.0~-8.7‰,6.5~14.2‰であり,既往の知見である海藻もしくは海藻上の付着藻類等のδ13Cの範囲に入ることを見いだした。これら葉上動物は海藻起源有機物を餌としている可能性が高い。藻場に隣接した小型定置網で採取した魚類36種のδ13Cとδ15Nは,それぞれ-18.8~-13.4‰,9.1~16.3‰であり,葉上動物がこれら魚類の主要な餌のひとつとなっていることが検証された。海藻が葉上動物を介して魚類の有機物源となっていることが示唆された。(水研セ-養殖研) |
カテゴリ | 環境制御 飼育技術 |