藻類を利用した種苗飼育水の浄化技術の開発(73)

課題名 藻類を利用した種苗飼育水の浄化技術の開発(73)
課題番号 61
研究機関名 養殖研究所
研究分担 遺伝育種・育種研
研究期間 完9~12
年度 2000
摘要 微細藻類と大型藻類が海水中から窒素・隣を吸収する能力を利用して,海産魚介類の種苗飼育水や飼育排水を浄化するため,配合飼料給餌期の飼育水及び飼育排水から窒素や燐を除去する「生物を利用した水質浄化技術の開発」を目的とした。12年度は,100リットル以下の小規模実験で得た結果を実用規模で確かめるため,500リットル水槽を用いて飼育試験を行った。その結果,配合飼料を与えて育成中のヒラメ飼育水中にナンノクロロプシスを添加することによりアンモニア態窒素濃度を対照区の約1/2にできることを明らかにした。また,飼育排水中でアオサとオゴノリを生育させることによりアンモニア態窒素と硝酸態窒素濃度をともに低下させることが可能であった。この結果は,ヒラメ稚魚,アコヤガイ幼生,クルマエビ幼生の飼育に応用できることがわかった。この成果は,種苗量産機関で活用するとともに,水産総合研究センター養殖研究所で実施する環境研究「農・水産業に係るエコシステム創出に関する技術開発」に利用する。
カテゴリ 環境制御 飼育技術

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