| 課題名 | 水産物貿易の変動が環境問題に与える影響に関する総合評価(158) |
|---|---|
| 課題番号 | 133 |
| 研究機関名 |
中央水産研究所 |
| 研究分担 |
経営経済・流通研 経営経済・比較経済研 経営経済・経営研 |
| 研究期間 | 完8~12 |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | タイ国における中小零細エビ養殖業者の養殖経費分析と環境への負荷に関する分析を通じてエビ養殖業者の増加がもたらした経済効果と外部不経済の発生メカニズムを明らかにした。また、環境負荷量の抑制が期待される循環式養殖経営の継続的生産を可能とするエビ価格の試算や為替レート変動がエビ産地移動に与える影響の分析を通じて、貿易変動と環境破壊の関連性を解明した。タイ国海岸部ではエビ養殖池の掘削によりマングローブ林の喪失、稲作地の土壌汚染、運河と井戸水の塩害化など、多くの外部不経済が発生した。また、バーツ暴落は生産限界地の外にあった中部内陸地帯での養殖池への転換を促し、外部不経済を拡大させた。環境負荷量が小さい循環式養殖事業における総コストは165.9バーツ/■であるが、国際価格との乖離がその定着を遅らせている。また、アジアでの需要拡大が小規模零細業者の増加をもたらし、養殖環境の悪化を誘発している。これらの研究成果は「貿易と環境」プロジェクトにおいて採択された41本の環境評価指標を支える研究成果として活用され、貿易構造の変化に伴う主要国の資源・環境への影響に関する総合評価に反映される。今後は、外部不経済の内部化に関わるコスト負担ルールとその理論構築、及び為替レート変動が各輸入消費国のエビ購買力に与える影響分析へ発展させることが求められる。 |
| カテゴリ | 経営管理 コスト 需要拡大 評価法 |