| 課題名 |
生物多様性の維持を考慮したアユの放流技術の開発 |
| 課題番号 |
72 |
| 研究機関名 |
中央水産研究所
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| 研究分担 |
内水面利用・管理研
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| 研究期間 |
単12 |
| 年度 |
2000 |
| 摘要 |
環境収容力は、放流魚が天然集団や他魚種へ及ぼす影響を評価して適切な放流密度を求める際に検討すべき重要な要因である。本課題では放流密度と餌生物(藻類)生産およびアユや他魚種の成長との関係を解析する。また、知見を整理して生物多様性の維持を考慮した種苗放流技術の開発を狙う。 人工河川でアユの密度を1平方メートル当たり0.5, 1, 2, 4, 8尾に調整して、藻類およびアユの現存量と生産速度を42日間調べた。藻類現存量はアユの密度に関わらず一定の水準を保った。アユの現存量と瞬間成長率の実測値をロジスティック曲線に当てはめ、本実験の藻類生産条件におけるアユの環境収容力(K=127 g)および最大成長率を算出した。放流後にアユの個体成長率は高密度から順次低下し、逆に、現存量は高密度区から増加してアユのKに収束する。天然魚だけがいる河川では、アユの現存量がKに一致する高密度で卵生産量を最大にすることができる。放流魚と天然魚が混在する場合、天然魚の成長抑制は卵生産量の減少を意味するため、生息密度は成長抑制あるいは行動面での競争関係が生じにくい密度(この実験条件では1.27尾以下または1尾以下)が望ましい。アユの競争関係を基準とする適正生息密度はウグイ等他魚種への影響を考慮したときにも矛盾しない。成果は都道府県研究機関担当者や漁業者に受け渡し活用をはかる。
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| カテゴリ |
管理技術
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