地域有用資源作物の収集と評価(38)

課題名 地域有用資源作物の収集と評価(38)
課題番号 31
研究機関名 四国農業試験場
研究分担 作物開発・(上席1)
研究期間 完5~12
年度 2000
摘要 熱帯性の豆科地下作物ヤムビーンは水分が多く生食可能なデンプン質の塊根を生産する。夏季高温年は多収になるが、四国地域では今一歩、収量に安定性を欠いている。このため、温帯適応性付与を目的として、ヤムビーンとアヒパ(アンデス高地に適応し、生育に高温を必要としない近縁種)との種間雑種を作成し、固定・選抜を進めている。12年度はF5世代の個体選抜を行い、多収の7個体を選抜した。種子の成熟に長期間を要し、収穫時期を遅くしても種子は未熟で発芽力が無いため、種子培養を行い後代の育成を図っている。アンデス産の豆科作物タルイは生産性と食味の点で日本での経済栽培は困難と評価した。しかし、観賞用に販売されている野生種との自然交雑種後代は、野生種より花が大きく美しく、観賞用素材として有望なため、世代を進めて固定を図っている。オカ、オユコ、マシュアもアンデス高地原産のイモ類である。魅力的な外観でイモの評価は高いが、現在導入している系統では、春栽培では耐暑性、秋栽培では耐寒性が不足し、経済栽培は困難である。しかし、環境適応性の付与、あるいは簡易施設での栽培によっては日本での作物化が期待できる。12年は素材の保存のため、圃場と温室で栽培し種苗となる塊茎を収穫した。これらの素材は十分魅力的であるが、研究体制の改変により完了とし、新しい課題で試験を行う。
カテゴリ 育種 遺伝資源 機能性 耐寒性 耐暑性 良食味

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