課題名 |
脂肪酸組成改変をめざした油糧作物の形質転換系の確立(130) |
課題番号 |
113 |
研究機関名 |
東北農業試験場
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研究分担 |
作物開発・育種工学研
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研究期間 |
完10~12 |
年度 |
2000 |
摘要 |
脂肪酸組成改変をめざした油糧作物類の形質転換系を確立するため、おおすず等の国内産ダイズの成熟種子胚軸を用いた多芽体形成方法を開発した。多芽体は胚軸の切断面より形成され、培地に縦に設置することにより効率的に形成させることができた。また、TDZが多芽体形成に効果的であった。さらに、多芽体形成能には著しい品種間差が見られた。これらの多芽体形成方法を用い、中鎖脂肪酸合成酵素のアシルACPチオエステラーゼ遺伝子を、アグロバクテリウムにより、おおすず、タチユタカ、スズユタカ及びスズカリに導入する試験を行った。200mg/lカナマイシン又は50mg/lハイグロマイシンBの選抜で7個体が再分化したが、遺伝子の導入は確認されなかった。また、ゴマ、ナタネについて、種子を用い、カルスからの再分化及び直接の不定芽による再分化を試みたが、植物体は得られなかった。ゴマ、ナタネの再分化系は確立が残された問題である。確立したダイズの不定芽形成系を用い、「豆類の遺伝子導入系の確立(総合研究(地域実用化))」課題の中で、ダイズの効率的な遺伝子導入系の確立を実施する。
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カテゴリ |
育種
ごま
大豆
なたね
品種
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