キノコ子実体形成時に働く情報伝達経路の解明(211)

課題名 キノコ子実体形成時に働く情報伝達経路の解明(211)
課題番号 178
研究機関名 東北農業試験場
研究分担 畑地利用・流通利用研
研究期間 完10~12
年度 2000
摘要 マツタケ、ホンシメジ等の難培養性キノコに子実体を形成させる方法を開発することを目的として、キノコ子実体形成を惹起する外的刺激を受容する分子機構の解明を行った。スエヒロタケより、窒素欠乏時の遺伝子誘導に深く関与すると予想されるScGT-6遺伝子、酵母等において栄養欠乏に伴う分化、性フェロモンによる接合などに関与するGタンパク質の相同遺伝子(ScGP-A、C)、ヒトヨタケにおいて光情報伝達に関与する可能性の高いScGP-B遺伝子などのクローニングに成功した。また、転写因子に属する機能未知遺伝子を5種類と遺伝子発現ベクターの構築に役立つ細胞質アクチン遺伝子等をスエヒロタケより見いだした。さらに、これらの遺伝子を変異導入後共形質転換法により効率よくスエヒロタケに導入することに成功し、各遺伝子の機能解析が可能であることを示した。ScGP-A遺伝子については、点変異を導入した遺伝子をスエヒロタケで発現させたところ、気中菌糸の著しい減少が観察され、子実体形成の顕著な低下も生じたことから、この遺伝子が子実体形成に深く関与していることが示唆された。今後は、上記遺伝子群の機能を形質転換法を用いて解析し、子実体形成機構の詳細を明らかにする必要がある。本研究の成果は学会等で公表しており、海外誌にも投稿準備中である。
カテゴリ 加工 加工適性 性フェロモン 品質保持

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