課題名 |
肉質形質に関与する候補遺伝子の染色体マッピングと多型解析(250) |
課題番号 |
210 |
研究機関名 |
東北農業試験場
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研究分担 |
畜産・家畜育種研
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研究期間 |
完9~12 |
年度 |
2000 |
摘要 |
ウシの肉質に関与する候補遺伝子をDNAライブラリーから選択し、染色体上の位置決定を行うとともに、これらの遺伝子の多型解析を行うことを目的とした。米農務省肉畜研究センターが作成したウシYACライブラリーを用い、肉質形質に関与する候補遺伝子のスクリーニングを行った。14種類の候補遺伝子についてYACライブラリーの一次スクリーニングを終え、そのうち7種類の遺伝子については最終スクリーニングも終了した。ウシカテプシンL遺伝子のゲノム構造を決定し、イントロンの3部位に多型を検出した。ウシカテプシンB遺伝子の多型解析を実施し、エクソンに2部位、イントロンに4部位の変異を検出したが、エクソンに見られた多型はアミノ酸配列には影響しなかった。ウシカテプシンDのcDNA配列の大部分を決定した。8部位に多型を検出したが、いずれもアミノ酸配列に影響しないものであった。研究成果は研究集会の場で発表した。また、ウシカテプシンLのゲノム配列およびウシカテプシンDのcDNA配列はデータベースに登録した。さらにウシカテプシンD配列は学会誌に報告する予定である。カテプシン類について、その機能に影響を及ぼすと思われる遺伝子多型が検出されていないことが問題点である。
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カテゴリ |
育種
シカ
中山間地域
データベース
肉牛
繁殖性改善
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