内因性性腺刺激ホルモンの人為的分泌調節による卵胞大量作出技術および卵胞内卵子の効率的採取法の開発(258)

課題名 内因性性腺刺激ホルモンの人為的分泌調節による卵胞大量作出技術および卵胞内卵子の効率的採取法の開発(258)
課題番号 217
研究機関名 東北農業試験場
研究分担 畜産・家畜繁殖研
畜産・(上席)
研究期間 完11~12
年度 2000
摘要 本研究では、優良子牛生産に必須である個体識別情報が明らかな体外受精胚の生産性向上のため、インヒビン免疫を利用して複数の卵胞発育を持続的に誘発する技術と、超音波ガイドを用いて生体内卵子を反復採取する技術を開発し、生体内卵子の採取法の向上技術を開発する。11年、12年ともに経産黒毛和種を供試し、免疫牛6頭、対照牛4頭について1発情周期中3日間隔で2~5回の卵子吸引を連続した2~3発情周期の間行い、卵巣の変化と採取卵子の数ならびに品質を調べた。免疫牛では発情周期を通じて5mm以上の卵胞数と排卵数が有意に増加し、インヒビン免疫により複数の卵胞発育を持続的に誘発できることが明らかとなった。また、反復した卵子吸引では、いずれの卵子吸引時においても卵胞の吸引除去はその後の卵胞発育を促進する結果、2回目以降の吸引時の卵胞数は初回の約半数の値で推移することを解明し、この卵巣反応を利用することで3日間隔の卵子吸引では安定的に卵子を反復採取できることを明らかにした。さらに、免疫牛ではAランクの卵子数が有意に多く採取でき、かつ対照牛との間で卵子の核相に差がないことから、インヒビン免疫に卵子吸引を反復して適用することで良質の卵子を多く採取できる技術を開発した。成果の一部を国内学会で口頭発表した。なお、連続した卵子吸引時が体外受精後の胚発生能の解明が問題点として残された。(研究機構-東北農セ)
カテゴリ 育種 中山間地域 肉牛 繁殖性改善

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