課題名 | 土壌肥沃度等の土壌化学性センシング技術の開発(302) |
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課題番号 | 252 |
研究機関名 |
東北農業試験場 |
研究分担 |
地域基盤・低温スト研 |
研究期間 | 止12~(14) |
年度 | 2000 |
摘要 | 地力ムラがある圃場で栽培したダイズは栄養成長(収穫期茎重)の生育ムラを生じ、子実収量は312~400kg/10aで、400kg/10aで頭打ちとなった。すなわち、栄養生長量は大豆の収量限界に達したと考えられ、栄養生長量の差に比べ収量差は小さかった。土壌分析した各項目毎に地力ムラを認めたが、栄養成長量と特に相関が高かったのは、全炭素、全窒素および乾土効果であった。収量が頭打ちとなっていることから、収量と全炭素、全窒素および乾土効果との相関は比較的小さかった。このことから、本土壌では、リン酸、カリ等ミネラル、鉄等は大豆の生育制限要因とはなっておらず、土壌の窒素肥沃度が大豆の栄養成長に及ぼす影響が大きいと考えられた。今後、土壌の窒素肥沃度のセンシング技術を確立する必要がある。(農研機構-東北農セ) |
カテゴリ | センシング 大豆 |