| 課題名 | 感染好適環境下におけるイネいもち病菌伝播機構の解明(306) |
|---|---|
| 課題番号 | 254 |
| 研究機関名 |
東北農業試験場 |
| 研究分担 |
作物開発・(上席) 作物開発・(上席) 総合研究・総研4 |
| 研究期間 | 完10~12 |
| 年度 | 2000 |
| 摘要 | いもち病菌の地域個体群内の遺伝子型頻度変動におよぼす他の地域個体群からの胞子飛散による移動の影響に注目し、感染好適条件下における胞子飛散機構と有効飛散距離を明らかにする。複数年、複数ヶ所の現地調査で、葉いもち全般発生開始期に圃場で発見した発病取置苗から数百mの範囲で同じ時期に感染したと考えられる病斑が見つかり、取り置き苗を起点にして負の指数関数式(Kiyosawa-Shiyomi式)で近似できる病斑の伝染勾配を認めた。これらの病斑の由来を確かめるため、それぞれから分離したいもち病菌のDNAフィンガープリントをAFLP法およびPot2 rep-PCR法により調査したところ、ほとんどの菌株は取り置き苗からの分離菌と同じDNAフィンガープリントで、取置苗から飛散した可能性が極めて高く、伝染源からの発病の拡散範囲は数百mから1km近くに及ぶと推察された。この成果は研究成果情報として公表するとともに研究機構-東北農セに引き継がれ、いもち病菌個体群の空間構造解析によるいもち病多系品種の安定栽培法検討のための重要な知見として利用される。なお、本課題では、いもち病の感染好適条件下でイネ草冠内に存在する病斑からの胞子飛散が降雨のあいまに生じる可能性を検討する予定であったが、十分なデータが取れず、今後の課題として残された。 |
| カテゴリ | いもち病 害虫 管理技術 品種 |