課題名 | 炊飯米粒の内部空洞形成に関与する因子の解明 |
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課題番号 | 184 |
研究機関名 |
東北農業試験場 |
研究分担 |
畑地利用・流通利用研 |
研究期間 | 単12 |
年度 | 2000 |
摘要 | 核磁気共鳴装置(NMR)マイクロイメージングを使用した水の分析により、炊飯米内部に空洞が存在することは明らかになっていた。このNMRを利用する方法は、コストの面から大きな制限があるため、炊飯米中の空洞を安価・高速に、非破壊検出できる簡便法の開発を試みた。その結果、簡便法として可視光を炊飯米試料に透過させ、その透過像を観察する方法を考案した。可視光による観察では、NMRのスライス法と同等の高い感度を示し、NMRとの相関係数が0.68であった。また、モチ・ウルチの空洞の大きさには差があることが明らかになり、透過光を用いた空洞の観察により、炊飯米のモチ・ウルチの判別が可能となった。現在、モチ・ウルチ共に1品種ずつを測定したにすぎないため、それぞれ測定品種数を増やし、汎用性を確認する必要がある。開発した判別法は、現在特許を申請中であり、実用化が期待できる。 |
カテゴリ | 加工 加工適性 コスト 品質保持 品種 |