日本短角種の放牧による草地景観評価手法に関する基礎的研究

課題名 日本短角種の放牧による草地景観評価手法に関する基礎的研究
課題番号 29
研究機関名 東北農業試験場
研究分担 総合研究・総研2
総合研究・農村シス研
畜産・家畜虫害研
草地・草地管理研
研究期間 単12(S20000007)
年度 2000
摘要 放牧適性の高い日本短角種は粗放な草地利用を基盤に美しい放牧景観を形成してきた。この景観の良さは多くの来訪者を集め、高い保健休養機能やレクリエーション機能を有していると考えられる。そこで、岩手県安比牧野において、この草原の持つ多面的機能評価と草原の維持手法を明らかにするために、草原の面積や植生の変遷、昆虫相、鳥類の調査およびツーリストに対するアンケート調査を行った。その結果、放牧の衰退、休止により過去約20年で45%の草原が森林へ変化し、植生もダケカンバ、ササ、ススキなどが侵入していること、動物相では放牧家畜由来の昆虫類が減少し多様性を低下させていることが明らかになった。アンケート調査では来訪者の満足度や仮想市場評価法による評価は高く、景観保全の強い意向が明らかとなった。また、保全に対する手段としての放牧の再開の意義も示唆された。成果は関連学会に発表すると共に研究会を開催した。今後は評価のために類似の場所でのデータの積み重ねと、草原保全のための技術や担い手のあり方ついての研究をする必要がある。
カテゴリ くり 水田 低コスト 肉牛 繁殖性改善 評価法

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