森林火災の発生機構と防火帯機能の解明

課題名 森林火災の発生機構と防火帯機能の解明
課題番号 2001001072
研究機関名 独立行政法人森林総合研究所
研究分担 森林総合研究所 気象環境研究領域 気象害・防災林研
森林総合研究所 関西支所 大気-森林系チーム長
森林総合研究所 関西支所 森林環境研究グループ
研究期間 新規2001~2005
年度 2001
摘要 1.当年度の研究計画  林内可燃物の燃焼特性解明のための試験地を設定し、基本資料とするため可燃物としての植 物現存量や林床堆積物の量を調査する。 2.当年度の試験研究方法と成果 1)林内可燃物量の把握 林内可燃物の季節変動及び防火帯機能調査のための試験地を設定して林内可燃物を採集し、限界含水率や燃焼熱量等の燃焼特性の指標を実験により求めた。林内可燃物の含水率の季節変化を測定した。都市近郊林・里山において林分、林床の可燃物の地上現存量と林床可燃物の限界含水率、含水率の季節変化を調査した。林床可燃物の季節変化を調査した。また実験により採取した林内可燃物の含水率推定式を構築した。京都府南部の試験地で林内可燃物(林木の地上部現存量)の推定式を構築し、立木の地上部現存量,合計79.2t/haを得た。また茨城県内里山林の林床可燃物重量(生)はスギ枝打ち区41.8t/ha、枝打ち未実施区25.3t/haであった。 2)林内可燃物の含水量の測定 林床可燃物の含水率の季節変化を測定した結果、含水率が20%以下と計算された日数の多い月に火災が多いことがわかり、この含水率20%以下が森林火災危険度の基準になることがわかった。 林内可燃物の含水率推定式を実験により構築した。このモデル式は森林火災の危険度の判定に使えることがわかった。
カテゴリ 病害虫 季節変動 防除 予察技術

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