| 課題名 | 天然更新過程を利用した森林修復過程の解明 |
|---|---|
| 課題番号 | 2001001110 |
| 研究機関名 |
独立行政法人森林総合研究所 |
| 研究分担 |
森林総合研究所 東北支所 森林総合研究所 森林植生研究領域 群落動態研 森林総合研究所 森林植生研究領域 チーム長 森林総合研究所 植物生態研究領域 チーム長 |
| 研究期間 | 新規2001~2005 |
| 年度 | 2001 |
| 摘要 | 1.当年度の研究目的 広葉樹が侵入し造林木と競合する人工林における広葉樹の侵入過程を解析するため、1)積雪深の異なる地域を対象にさまざまな林齢のスギ人工林由来の混交林に試験地を設定する。また、ブナ天然更新施業法の評価と更新阻害機構の解明を行うため、2)異なる林床型のブナ林に設定された天然更新施業試験林を選定し、施業処理(母樹保残方式、択伐率、地床処理)ごとに調査区を整備・設置することを目的とした。 2.当年度の試験研究方法と成果 1)スギ人工林への広葉樹の侵入過程の解析 多雪地-少雪地の積雪傾度に沿った地域を検討した結果、秋田県矢島町(積雪深3.5m)、比内町(3.0m)、岩手県沢内村(2.0m)、秋田県田沢湖町(1.5m)を選定した。それぞれの地域において、15年生から70年生の人工林由来混交林2-7林分、30年から60年生のスギ人工林1林分、55年生の広葉樹二次林1林分、約200年生の広葉樹天然林1林分に試験地を設定し、広葉樹の侵入実態の調査に着手した。 2)東北地方におけるブナ天然更新施業法の評価と更新阻害機構の解明 ブナ天然更新施業実験が行われて20~30年を経過した2試験地(落葉低木型、ササ型)、および事業レベルで天然更新施業が行われた2施業地(林床植生欠如型、ササ型)を選定し、施業処理(母樹保残方式や択伐率など)ごとに調査プロットを設置した。予備的な調査によれば、ササ型林床よりも植生欠如型の林床の方がブナの更新が良好であった。 3)苗場山ブナ天然更新試験地におけるブナの更新過程 当年度は設定後35年を経た試験地において、試験区、調査プロットの再確認や整備をおこなった。本試験地は、伐採率5段階、繰り返し2回の点状母樹保残試験区(各区とも150m×150m)からなり、半数の試験区では伐採10年後に保残母樹を除去している。各試験区内には、さらに林床処理として(1)刈り払い、(2)刈り払いとかきおこし併用、(3)除草剤処理、(4)除草剤処理とかきおこし併用、(5)無処理の5処理区が設置されている。 また、ブナ天然更新施業に関する研究をレビューした結果、施業試験地の長期モニタリングによる施業法の有効性の評価、結実周期とのタイミングに着目した施業体系のあり方の検討、事業地の実態把握とその遷移予測が取り組むべき重要課題であると考えられた。 |
| カテゴリ | 病害虫 かき 除草剤 モニタリング |