林業・生産システムの類型化と多面的評価手法の開発

課題名 林業・生産システムの類型化と多面的評価手法の開発
課題番号 2001001117
研究機関名 独立行政法人森林総合研究所
研究分担 森林総合研究所 林業経営・政策研究領域 林業システム研究室
森林総合研究所 森林植生研究領域 植生管理研究室
森林総合研究所 東北支所 森林資源管理グループ
研究期間 新規2001~2005
年度 2001
摘要 1.当年度の研究目的  林業におけるトータルコスト削減および、林業・生産システムの経済評価とそれを基盤とした施業計画技術を開発するため、実行課題に全体に関するフレームワークを構築し、これを基盤として施業・作業の評価システムの開発と林業生産ポテンシャルの解明に取り組むことを目的とした。 2.当年度の試験研究方法 1)フレームワークの構築:研究のフレームワークを構築し、個別技術の位置づけを行った。 2)収穫予測技術の開発:既存研究のレビューにより、当課題において採用すべき収穫予測手法を検討した。 3)施業・作業システムの評価手法の開発:システム開発の先行事例として、主・間伐実行可能林分判定システムの開発に取り組んだ。 4)計画立案手法の開発:地理情報を利用した高性能林業機械導入適地の抽出手法の検討を行った。 3.当年度の研究成果 1)当実行課題で行うテーマとして(1)施業・作業システムの体系化、(2)収穫予測技術の開発、(3)施業・作業システムの評価手法の開発、(4)森林GISを含む計画立案手法の開発の4つを取り上げ、関連する個別技術の関係から全体のフレームワークを構築した。 2)システム収穫表のひとつであるLYCSは様々な密度管理計画に対応し、生産目的に適合した収穫予想表を作成するものであり、基礎となる直径成長モデルが明快かつ柔軟性を持つこと、パラメータ導出にデータ数が少なくて済むこと、列状間伐に適応可能であることから、採用すべき手法と判断した。 3)主・間伐実行可能林分判定システムの開発を開始した。その柱となる伐採・搬出コストの推計手法として、林齢、伐採率、平均集材距離、伐採方法をパラメータとする伐出コスト算定式を作成した。また、相対幹曲線を利用した採材パターンと用材不適木率の推計、ワイブル分布による直径分布推定、下層、全層、上層といった間伐方法への対応を行った。さらに、現状をふまえた各種経営パラメータを設定するとともに、将来の変更が可能な設計を行った。 4)標高、植生、行政界に関する地理情報を用い、高性能林業機械導入適地を、(1)人工林地域、(2)斜面傾斜が20度以下、(3)まとまった作業面積(1ha以上)、という3条件から抽出した。その結果、茨城県北部、栃木県日光周辺、群馬県榛名山周辺、千葉県房総半島周辺において高性能林業機械の導入適地が多く抽出された。
カテゴリ 経営管理 コスト 収穫予測

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