スギ花粉症克服に向けた総合研究

課題名 スギ花粉症克服に向けた総合研究
課題番号 2001001128
研究機関名 独立行政法人森林総合研究所
研究分担 森林総合研究所 生物工学研究領域 分子生物
森林総合研究所 生物工学研究領域 形質転換
森林総合研究所 多摩森林科学園 森林管理
森林総合研究所 東北支所 生態G
森林総合研究所 森林管理研究領域 資源解析
森林総合研究所 森林管理研究領域 モニタリングT
森林総合研究所 植生研究領域 森林植生研究領域
森林総合研究所 植物生態研究領域 生産
森林総合研究所 関西支所 森林生態G
森林総合研究所 林業政策研究領域 動向解析
森林総合研究所 森林計画研究領域 作業計画T
森林総合研究所 九州支所 森林資源管理G
協力分担関係 鳥取大学農学部
研究期間 新規2001~2002
年度 2001
摘要 1.当年度の研究目的 花粉飛散モデル等の結果に基づき、都市部への影響度の強いスギ林地域を明らかにする。また、試験地を設定し、薬剤処理による花芽形成の抑制技術の開発に着手するとともに、花粉生産抑制に有効な森林管理手法を提案する。さらに、スギの形質転換体作出技術の開発に着手する 2.当年度の試験研究方法と成果 1)都市への花粉飛散をおこすスギ林の同定 統計資料等の解析と現地踏査により、日本全体の潜在的なスギ花粉源をメッシュデータとして図化した。また、スギ林の花粉生産量を推定する簡便法を開発し、精度の向上を図った。花粉飛散開始日の予測に関しては、開花に要求される低温と積算気温を実験的に解明し、推定結果を現地検証し精度の向上を図った。さらに、スギ林における1日の飛散開始時期や花粉飛散シーズンにおける飛散の最盛期を明らかにした。樹冠の季節変化と雄花の開花状況をモニタリングする手法も開発した。 2)薬剤による花芽形成の実施検討 ジベレリン生合成阻害剤であるウニコナゾール-Pが花芽形成を著しく抑制することを明らかにした。また、プロヘキサジオン系のジベレリン生合成阻害剤であるトリネキサパックエチルは、ウニコナゾール-Pと同様あるいはそれ以上に花芽分化・形成の抑制効果を示した。この薬剤のコストはウニコナゾール-Pの1/50程度であり、比較的安価な薬剤処理が可能となった。 3)遺伝子工学によるアレルゲン生産量の抑制に関する研究 アレルゲン遺伝子(Cry j 1、Cry j 2)のうち、Cry j 1では2種類、Cry j 2では3種類の新たな塩基配列を持つ遺伝子を単離した。また、ビャクシンのアレルゲン遺伝子(Jun a 3)に相同性を示すスギの遺伝子(Cry j 3)を3種類単離した。これらアレルゲン遺伝子をバイナリーベクターに組込み、遺伝子組換えへの利用に備えた。さらに、パ-ティクルガン法によるスギ種子胚への遺伝子導入技術を開発するとともに、不定胚を経由したスギの個体再生系を確立した。この再生効率は未熟種子胚を採取した個体ごとに異なり、効率の良い個体を選抜することにも成功した。 4)森林管理による花粉生産制御に関する研究 間伐により、間伐初年度の花粉生産が抑制されることを確認した。つまり、間伐により雄花を着生した個体が除去されると、土地面積あたりの花粉生産量は抑制されることになる。しかし、間伐2年目以降の花粉生産の状況を継続して解析する必要がある。広葉樹導入試験地を設定し、広葉樹導入による花粉量抑制効果を推定するモデルの構築にも着手した
カテゴリ コスト モニタリング 薬剤

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる