接合強度の耐力発現機構の解明と耐力評価方法の確立

課題名 接合強度の耐力発現機構の解明と耐力評価方法の確立
課題番号 2001001155
研究機関名 独立行政法人森林総合研究所
研究分担 森林総合研究所 構造利用研究領域 材料接合研究室
森林総合研究所 構造利用研究領域 木質構造居住環境研究室
研究期間 新規2001~2005
年度 2001
摘要 1.当年度の研究目的 より安全な木質構造物を提供するため、接合部の強度性能評価手法の精度向上を目指し、1)円形断面鋼棒による木材のめり込み変形挙動とそれに影響を及ぼす因子との関係の解明、2)変形履歴のある接合部が一定時間後に再び変形を受ける場合の挙動の解明、3)機械的接合部のデータベース化に際して解析上必要となる因子の抽出、問題点の整理、全国的な試験データの統一化、4)新在来工法用特殊構造金物および接合部強度についてのデータの充実、を目的として研究を行った。 2.当年度の試験研究方法  1)木材への円形鋼棒めり込み試験結果に対して、塑性化指標および粘弾性モデルを適用し、定量的な評価を試みた。  2)筋かい耐力壁および実大の柱-梁鋼板挿入ドリフトピン接合部(T型)について、正負交番繰返し載荷実験を行い、時間経過による耐力回復と繰返し数の増加による耐力低下などについて解析した。  3)接合部データベースの作成のため、デジタル実験データの特質を生かしたデータ蓄積手法と処理方法を検討した。また大量のデータを一括して処理するための自動解析プログラム「PickPoint」を開発し、全国の大学・試験場などに配布した。  4)これまで実験データの蓄積がないタイプの梁受け金物について、実大せん断強度試験を行ない、その結果を解析した。 3.当年度の研究成果  1)塑性化指標によりめり込み変形挙動に及ぼす変形速度等の影響が、また、粘弾性モデルにより割裂長さ等の影響が、それぞれ説明可能であることが明らかになった。  2)柱-梁鋼板挿入ドリフトピン接合部に、時間間隔及び与える変形角を変化させて繰り返し加力を行った結果、繰返し加力の時間間隔による差や回復は認められなかった。繰返し回数による吸収エネルギー及び最大荷重の変化は、変形角の程度によって差があることが明らかになった。  3)自動化汎用プログラム「PickPoint」の実験データの集約方法やデータの共有に伴う所有権等に関する意見を集約した。またこれらの意見を反映させるため、種々の解析機能の強化を図った。  4)二つの角型くさび(鉄と堅木)を用いた梁受け金物では、変形が進んでも梁端の隙間が大きく広がらず、最終破壊に至るまで梁を引き寄せる機能を有していることが明らかになった。
カテゴリ 加工 データベース

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