課題名 | 南米等の大豆の遺伝資源の線虫、茎疫病抵抗性及び子実成分等の評価と育種素材の育成 |
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課題番号 | 2001001010 |
研究機関名 |
独立行政法人国際農林水産業研究センター |
研究分担 |
国際農林水産業研究センター 生物資源部 |
協力分担関係 |
千葉大学 |
研究期間 | 新規2001~2005 |
年度 | 2001 |
摘要 | 近赤外分析計を用いた中国産の大豆遺伝資源特性調査の結果、供試1009品種中では、脂肪含有率が22%以上の品種数は45品種で蛋白質含有率との合計が63%以上は21品種で、このうち3品種ManCangJin, TeiJiaDou, DaBaiQiは合計が66%以上であった。これらは育種素材として有望である。さらに日中協力の結果として吉林省において4新大豆品種の登録がなされ実績が示された。ダイズリポキシゲナーゼは、3つのアイソザイム(L-1、L-2、L-3)からなり、大豆製品の豆臭や青臭み発生の原因となっているので本酵素欠失大豆品種の育成が望まれている。多検体を効率的に選抜する必要があり、須田ら(1995)の脱色反応利用選抜法を改良し、本酵素の簡易迅速選抜法を開発した。微量の同一検定試料と微量の検出溶液を用い、L-3検定後、L-1検定を続けて行い、全有、L-3欠失、L-1・L-2二重欠失および完全欠失個体を簡易、迅速に検出することが可能となった。計画に対し順調に業務が進捗している。 |
カテゴリ | 病害虫 育種 遺伝資源 近赤外分析 小麦 大豆 抵抗性 評価法 品種 |